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エジプト旅行

アレキサンドリアの一日

アレキサンドリアの朝は早い。朝7時に集合です。朝ご飯はエジプト旅行で慣れたブレックファーストボックスを受け取ることになっていました。
朝6時のモーニングコールに同行者はうなっています。とてもいけそうにない気配。ああ、我々には体調不良の神様がついているのでしょうか。。。。

【いきなりの一人旅】
結局同行者はダウンとなりみーちゃんひとりでアレキサンドリア行くことになりました。

みーちゃんは下に降りていって、現地エージェントの人に事情を説明しました。
アレキサンドリアまでのオプショナルツアーは2人参加の場合一人110ドルです。
みーくんの突然の病気にびっくりしていますが、2人分のお金を取るのは申し訳ないと思ったのか一人参加分である145ドルだけでいいと言ってもらえました。(申し訳ないです)


早速マンツーマンのツアーが始まりました。
こんな経験は世界広しといえどなかなかお互い経験できる事でありません。
ずっと一緒に旅をしてくれたツアーガイドさんだったので緊張することもなく旅がスタートしました。

アレキサンドリアまでは車で3時間。農業道路と砂漠道路があり、我々は砂漠道路を通り向かうことになりました。
ガイドさんによるとアレキサンドリアはカイロに次いで第2の都市。
カイロより涼しく、また町並みも綺麗であり他のエジプト都市と異なる風景が見れるそうです。
夏はエジプトのよい避暑地となり、西洋人も含め多くの観光客で賑わうようです。
そのシーズンは地中海の海沿いのビーチは人、人、人となり、ベンチもすぐに埋まってしまうそうです。 また地中海に面しているためシーフードがたくさん取れるそうです。

アレキサンドリアと言えば、とある日本の旅行会社のバスツアーが何回も事故を起こしている悪いニュースが日本で放送されていますがガイドさんによるとあれは霧が大変濃い日で、数メートル先が見れないような悪天候の日に起きてしまったそうです。

みーちゃんは最初は砂漠が珍しくて写真ばかり撮っています。

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しかし、30分もすると同じ風景が続き飽きてしまい、しばらくはぼーっとしていました。ガイドさんはみーちゃんが暇をもてあましているかと心配し、いろいろ話かけてくれます。

私も悪い(?)かなと思い、なぜガイドさんが日本語を勉強し始めたか聞いてみました。

その理由は

1.アラブ人は日本人が好きなため 

2.日本の電化製品に興味があった という理由だそうです。

アラブ人が日本人を好きな理由は歴史的に侵略戦争をお互いにしなかったこと、また日本が戦後に驚異的な経済復興を成し遂げた事から、アラブ人は日本にあやかりたいと思っているそうです。

・・・日本もそこまでいい国だと思われて幸せだなあ、と素直に思ってしまいました。

<グレコローマン博物館>

そうこうしているうちにグレコローマン博物館につきました。

ここはエジプトがギリシャ・ローマに征服された当時の生活を伝える芸術品・生活用品が展示してあります。
細部にわたって人間の描写がされている彫刻品を見ると直前ギリシャを旅行してきたことから全く同じ彫刻品に見えました。

エジプトとギリシャは海を渡るとはいえ近い距離です。
島国で鎖国を続け、かつそれが続くという極めて特殊な環境ある日本とは歴史的背景が全く違うのだと感じました。
中にはスフィンクスの小さい像もありますが、ギリシャの彫刻品の方が正直何倍も綺麗です。
今までたくさん見てきて感動してきたくせに、更なる上のものを見てしまうと感動が失せてしまいます。

人間って悲しいですね。。。。
また赤ちゃんのミイラという珍しいものも展示してありました。
身長50cm程の本当に小さいミイラでした。

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最後に博物館を出るとき、日本人の女性が珍しいのか、嬉しいのか、係員の男性が何人も話しかけてきて「まあお茶でも飲んできなよ!」とお茶を入れだしてしまいました。

もう入れてしまったので飲まざるを得ないと思い、出てきた紅茶を飲んでみました。
感想は、、、、「あまーーーーーーい!!!」砂糖が5杯位入ったような味のする紅茶で、普通の日本人は飲めたものではありません。
悪いので少し飲みましたが、3口で飲むのを断念し、いつも砂糖を6本も入れる甘いもの大好きなツアーガイドさんにあげてしまいました。
彼は「エジプト人は甘いものが大好きで日本人のように砂糖を入れないで飲む人がいるという感覚は全くわからない。どうか気にしないでください」といっていました。
こちらこそ好意でいただいた紅茶を飲めなくてごめんなさい。。。

<ポンペイの柱・カタコンベ・そして街中で見たもの>

次にポンペイの柱に向かいました。
今は柱が一本残っているのと、2体のスフィンクスの像があるだけです。
今までカルナック神殿とかスケールの大きい神殿を見てきたため、「え??これだけ??」と正直見た瞬間面食らってしまいました。

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ここはスーダンとの国境であるアブシンベル神殿にあるラメシス2世が建てた場所だと言うこと、彼の権力の大きさに驚きました。

この時丁度昼の礼拝の時間にあたったため、街から礼拝を呼びかける声が聞こえてきます。
朝の寝ぼけ眼で聞いていたことはあれど、昼間にまともに聞いたのは初めてだったため感慨深く思えました。
その時だけは車の音も聞こえなく、街中静まりかえっています。
今までずっとエジプトにいるのに、「ああ、エジプトに来たんだな・・・」と思わず感じてしまう出来事でした。

次のカタコンベに行く途中、スーク(市場)を通りました。
洋服が中心で日本より色が派手で原色中心の品揃えです。
食べ物では綿菓子が目につき、赤と白の綿菓子が色とりどりに並んでいました。
しかし、エジプトは原色が好きなんでしょうか?

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またアレキサンドリア独特の路面電車が走っています。
乗り降りしている人も多く、庶民の足として活発に使われているような印象を持ちました。

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スークでは売り手は男性、買い手は女性が多かったです。
やはり女性は専業主婦の人が多いのでしょう。

その頃、白い上着とスカーフをかぶった女の子、帽子をかぶった男の子達が次々に私たちの車の前を通りました。
エジプトの子供ってすっごくかわいい!
制服もとってもかわいい!!

時計をふと見ると13時です。
ちょっと早いですよね?
つかさずガイドさんに「エジプトの学校は何時までですか?」と聞いたところ何と13時で終わるそうです。
暑い国は朝型で授業をするのでしょうか?
その疑問を解消すべく何時から始まるか聞いてみたところ、8時から学校は始まるそうです。
そんなに朝早くないですよね。
ただ単に授業時間が短いんですね。
そこで疑問がわきましたが、日本の授業時間は世界から見ると長いのでしょうか、それとも短いのでしょうか。

・・・帰国後も未だにこの疑問は解けていません。

最後の観光地としてコームッシュアーファのカタコンベに行きました。
エジプトにしては珍しく一般の人のお墓です。
ここは写真が禁止されており、撮ることはできませんでした。
訪れている観光客も少なく、ひっそりとしていました。

地下深くに掘られているため涼しく、居て心地よい場所でした。
地下3階までありますが、3階は水が溜まっているため(肉眼で確認できます)地下2階までしか入ることができません。
階段も急で歩幅が狭く、歩きにくいため慣れた靴で行くことをお勧めします。中に入ると小さいしきりがたくさんあり、ただ掘っただけの穴がたくさんあります。
馬なども人間と合わせて埋葬されているそうで、レリーフはありますが、王様の墓のような豪華さは全くありません。
今まで見てきた遺跡とは一風異なるカタコンベでした。

<地中海の恋人達>

その後、食事のためホテルに向かいました。
みーちゃんはてっきりシーフードかと思いましたが、出てくるものはいままでと変わらずフィレオフィッシュのようなものといつものタヒーナ、なすのペーストなどの前菜です。

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くすん、エジプトはどこにいっても同じなんでしょうか?
食事の味は普通でしたが、地中海のオーシャンビューで窓から眺める風景はとても素晴らしいものでした。

その後地中海を見物。
時期が時期なので泳げませんが、既に話で聞いていた通り、ベンチは人であふれています。

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・・・あれ、よく見るとカップルだらけですね。。。。
カップルがあちこちで肩をくんで愛をささやいています。
みんな等間隔に間を開け、お互いに邪魔をしないような暗黙のルールがあるように見受けられました。

みーちゃんはイスラム教徒というのは人前でべたべたすることは厳禁だと思っていたため、ガイドさんに失礼ながら質問しました。
「エジプトではああやって外で公にデートしてもOKなんですか?イスラム教徒は結婚してないと人前でべたべたしてはいけないと思っていたんですが。。。。」
そうすると返ってきた答えは「エジプトではOKですよ。人前でもOKです。」と流ちょうな日本語で返されました。

あ、みーちゃんの誤解だったんですね。

・・・そう思った時に補足が入りました。
「でもつきあったら必ず結婚します。」

私はこの言葉に驚き、「え、では結婚しないとどうなるんですか?」と聞きかえしました。
そうすると「つきあう事=結婚なので、結婚できないならば別れます」と真顔でいってきます。

すごい、すごすぎる。
この点は日本と全く感覚が違うんですね。女性=つきあう対象=結婚という日本では遙か昔の価値観が彼らの中に染みついていると思わせる言葉でした。
また、聞くところによるとエジプトでは結婚するのに男性は女性に結納金、宝石、新しい新居を与えるため結婚そのものに莫大なお金がかかり社会全体で婚期が遅れているという事でした。

男性は男性で大変なんですね。
最後にお土産としてエジプトの使用済テレホンカードを貰いました。

電子マネーチップもあり、厚紙で立派なものだったので「又お金を入れて再利用できるんですか?」と聞いたところどうやら使い捨てのようです。
エジプトでは電話会社毎に公衆電話があり、各会社のテレホンカードを購入しないとその公衆電話から電話できないそうです。
意外にめんどくさいですね。
テレホンカードをまじまじと見るとアラビア語で「長くお話ください」と買いてあり思わず吹き出してしまいました。

また帰り3時間かけて砂漠道路を通り、あたりはすっかり暗くなっていきました。
気がつけばそこにはピラミッドが見えます。
ああ、帰ってきたんだと実感し、すぐにホテルへと到着しました。

時間は既に7時をまわっていました。

こうして涼しい避暑の一日は終わりを告げました。