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日本滞在記

京都な一日

外国人にとって京都とはどんなところなのでしょうか?

【豚肉との戦い】

ガイドさんから食べ物の相談を受けました。
「私はコンビニでインスタントうどんを買いました。そうしたら中にDryパックに肉が入っています。これは豚肉ですか?。」

みーちゃんは唐突な質問に「うーん、それだけじゃわからないです。
それはどんな形をしていますか?丸ですか?三角ですか?」
「三角です。」
・・・「それはきっと豚肉ではないですよ。揚げた豆腐ですよ。食べても大丈夫です。たぶん」
「たぶん?絶対豚肉ではないですか?私にはとても大切な事です。」
「大丈夫ですよ。絶対豚肉じゃありません」。


ご存じの通り、イスラム教徒にとって豚肉は御法度です。
彼らが豚肉を食べると言うことは、人を殺すのと同じくらい罪深いことなのです。エジプトは豚肉自体が市場に流通していないため生活上問題はありませんが、この日本で豚肉とアルコールをさけて生活するという事は相当大変だろうと同情してしまいました。

話題を変えて、「大阪はどうですか?」と聞くと遊園地(=ユニバーサルスタジオ)や大阪城の話をしました。
友達にあうため大阪に行った時、彼は京都に行ったことがないというので、ついで(といっては失礼ですが)1日京都に観光に行くことになりました。

【外人ハウス体験談】
京都に行く前に、ガイドさんがいるアパートに見ることになりました。
駅で待ち合わせをし、久しぶりにあった彼に「お元気ですか?」と聞くと「ぼちぼちでんな」と言われ、びっくりしました。

いつの間にそんな言葉を覚えたんだか。

歩くこと10分。
彼のアパートの前に着きました。
案内されたのは「外人ハウス」と呼ばれる所でした。
1ヶ月間借りて住んでいるとの事。
みーちゃんは外人ハウスという存在は知っていましたが、実際に見るのは初めてでしたので興味深く中を覗きました。

蛇足
外人ハウスとは一時的に住む外国人用の賃貸物件(実際は日本人も居住可能です)で、即入居でき、敷金礼金を初めとして保証人等の様々な手続きが必要ない物件です。
格安ですが建物自体古いもの多く、通常の賃貸では難しい物件も中にはあり、最近は英語の練習にと住み着く日本人も多いと聞いています。


初めて見るガイドさんの日本生活を見る機会なので楽しみに中に入りました。
そうすると、とても古い建物です。
築20,30年は経っているでしょうか。
お風呂(といってもシャワーのみ、しかも1回100円払う)もトイレも共同、すんでいるのはほとんど外人、特に学生風な方を見かけました。

どうしてここを選んだのかと聞いてみると、ガイドさんは友達が自分のために予約してくれたからと言っています。
確かに布団から鍋、食器まで一通りの生活用品はすべてそろっています。
これで1ヶ月家賃は6万5千円とのこと。
正直言って安くないですね。。。でも、1ヶ月だけだから、敷金・礼金がないからいいかもしれません?下

京都に行く途中、ガイドさんはお腹がすいたようで、近くのコンビニにお弁当を買いに行きました。
ガイドさんは日本語の漢字表記に苦労していて自分で食べ物屋さんを見つけることができず、いつもコンビニで買ったインスタントカップうどん、親子丼等食べたことがある食事を毎日食べているそうです。
簡単に周りを見回すとぱっとみはスーパーがありません。

確かに最寄りだけの生活圏では、食べ物屋はほとんどありません。
コンビニに頼る生活、うーん、日本人みたい。。。。


その後京都に行きました。

朝に弱そうなガイドさんは(←本当にエジプトで朝早いツアー日程をこなしている人には思えません)案の定10時頃出発(これは遅い気がしますが・・・)し、京都には11時に着くという遅いスタートになってしまいました。
有名なお寺に行きたいというガイドさんのリクエストに応えて、三十三間堂・金閣寺・清水寺を廻ることにしました。

まずは三十三間堂に向かいました。
初めてみるお寺にガイドさんは興奮気味です。

中に入るとたくさんの観音像と仁王像がありました。
あまりの像の多さ、そして美しさにガイドさんは絶句していました。

みーちゃんはウル覚えの知識でガイドをすると一生懸命メモを取っていました。
いや、知識は怪しいのでメモは取らないで欲しい。(←独り言)

次に向かったのは金閣寺。
みーちゃんはこのお寺は金箔なだけであまり好きではなかったのですが、外人受けすると思いつれて行きました。
お寺に向かって歩いていくと反対方向から外国人が歩いてきました。

すれ違った瞬間、ガイドさんはつかさず「あ、彼らはアラビア語を話しています」と興奮していきなり、彼らに走っていって「アッサラーマアレイコン!!!(こんにちは)」とアラビア語で話しかけていました。
そうすると向こうも何事かと振り向き、アラビア語で会話を始めました。

久しぶりにアラビア語の会話にガイドさんはかなり嬉しそうです。

聞くところによると彼はレバノン人で、大学教授だそうです。
しばらく話した後に「君たちにいいものをあげるよ」とあるお札をくれました。
みーちゃんはお札を買った外国人って珍しいなあ、、、、と不思議に思い鞄に入れました。

そして金閣寺の入口で入場券を買おうとすると、何ともらったお札が入場券になっているではありませんか!!
おかげさまで?お寺にただで入れ(こんな事をネットで公開してよいのでしょうか?)中に入りました。
中は外国人だらけです。
日本人はどこもいません。
・・・やっぱり。外人受けする寺な事、間違いない。そんなことは気にせず、ガイドさんは初めて見る金箔のお寺の写真を撮っていて、全く周りを見ていません。

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ここ日本では彼もただの観光客、写真をばしゃばしゃと撮っていました。
その後、金閣寺の池の周りを歩いていると鯉がいました。
ガイドさんは「あの池の魚は食べてもいいですか?」と聞かれ、みーちゃんはぎょっとしました。

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「普通お寺とかの池の魚はたべません。あれは鯉というんですが、日本人は食べない魚ですよ。エジプトにはいませんか?」
「いません。太っている魚でおいしそうですね。」
・・・はあ、何でも食べるんですね。。。その発想が日本人にはありません。。。。

その後、清水寺にいきました。
ガイドさんは今まで見たことのない、カラフルな寺に感激しています。
また、砂漠ばかりであるエジプトにはない、緑豊かな山々を見つめて「写真、写真」と騒いでいました。

DSC001361.jpg

写真を撮ると、「日本の自然(=緑のこと)は本当に綺麗です。
エジプトではみんな砂漠です」と言っていました。
私たちがエジプトで砂漠の写真を撮っているのと同じなんですね。

その後しばらく歩いて境内を下っていくと、ここでも恒例のタバコを吸いたいと言っています。
みーちゃんはずっとタバコを我慢しているのがかわいそうに思って「少しなら良いですよ」といってしまい、ガイドさんは喜んでタバコを吸い始めました。
そうして50M程歩くと太い字で「境内禁煙」と書いてあります。

みーちゃんは焦ってガイドさんのタバコを消しました。
そうするとガイドさんががっかりして「日本は厳しいです」とぼやいていました。

そうして京都駅に戻りました。ガイドさんは綺麗な寺々に満喫したご様子です。
しかし、一言「日本のお寺はとても綺麗なのに、観光客が少なくて残念です」とコメントしました。
みーちゃんは「いや、京都はエジプトみたいに観光地が決まっている訳ではなくて、京都だけでもお寺が400もあるから見るところが分散されて、少なくみえるだけですよ。」と伝えた所、400もお寺があると言うことにびっくりしていました。

その後、ガイドさんは日本語で作文をしたので見て欲しいと言ってきました。
その内容をみて、頑張って書いてあるのがとても伝わってきました。

小学生が書くような、まだ習いたての子供のような字でみーちゃんのガイドした内容を一生懸命書いています。(以下原文)

「33げんどう:きでできました。いまから900年前まえにつくった33のぱんにんと500のぶつぞう、きでできたけどきんばくでほられていました。あのぶつぞうがエンディアからちゅうごくにきて日本にきました。中にはおおきなぶつぞうがあります。かれがぶつのかみさま、あしがあぐらかいてすわている それに33のぶつぞうはこわくかおです。まもるためにしている・・・」

私がアラビア語で書けといわれたら、そこまでかけるか?
いや、きっとかけないでしょう。
それを彼はできている、いやはや素晴らしい。

こうして、日本文化を満喫した京都の一日は終わっていきました。